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人身傷害保険は被保険者や搭乗者のための保険。搭乗者傷害保険との違いは?

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対人賠償や対物賠償は相手方へ補償する保険。被保険者自身や搭乗者が補償してもらえる保険が人身傷害保険です。

チューリッヒのように基本補償になっているところもあれば、アクサダイレクトのように人身傷害補償特約という名で特約として付帯できるところもあります。ただ、アクサダイレクトも新規契約者の95.5%が付帯しており、ほとんどの人が加入している保険です。

人身傷害保険は補償範囲や保険金額を選ぶことができます。どのように選べばよいのでしょうか?また、同様の保険に搭乗者傷害保険というものがありますが、どう違うのでしょうか?

Index

人身傷害保険とは

人身傷害保険とは、運転者や搭乗者が事故で死傷してしまった場合に補償される保険です。

治療費や精神的損害など実際の損害額に対して、契約した保険金額の範囲内で保険金が支払われます。過失割合は関係がないので、示談交渉がまとまらなくても受け取ることができます。

搭乗中のみの補償にするかどうか

人身傷害保険では保険金額や補償範囲を選ぶことで保険料を下げることが可能です。保険金額は下げたほうが保険料も安くなります。

補償範囲も限定すれば保険料を安くできます。契約車両に搭乗中の事故に限定するのか、歩行中や自転車などに乗っている時の自動車事故にまで補償範囲を広げるかどうかで保険料が変わります。

最低限の補償で保険料を安く抑えたいか、万が一の場合に手厚い補償を受けられるようにしたいか。人身傷害保険は必ず最大限補償されるようにする必要はないかもしれません。

対人賠償や対物賠償と違って自分に対する保険なので、保険料と補償内容のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。

補償が重複していないか気をつける

自動車保険は被った損害に対して補償するので、2つ契約していたからといって二重で保険金を受け取ることはできません。契約は車両に紐づくので基本的には重複することがないのですが、人身傷害保険は重複する可能性があるので注意しましょう。

例えば、家庭で車を複数台所有していてどちらも契約車両に搭乗中以外でも補償されるタイプの人身傷害保険に加入している場合。被保険者や配偶者、同居の親族は歩行中の事故などで補償が重複します。重複しても支払われる保険金はどちらか一方の保険からです。

この場合は、どちらか一方は搭乗中のみの補償にしましょう。そうすれば重複することはありません。歩行中や自転車に乗っている時に遭遇した自動車事故や他人の車に乗車中に起こった事故のような契約車両に搭乗中以外の事故でも補償されます。

ただし、片方の車両では人身傷害保険に加入しないという選択肢は避けましょう。複数台所有していて未加入の車に乗って起こった事故は、他人の車ではないので補償されないからです。

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違い

同じように被保険者自身や搭乗者が補償してもらえる保険に搭乗者傷害保険があります。ただし、保険の内容は結構違うので、違いを理解して加入を検討したほうが良いです。

搭乗者傷害保険は契約車両の運転者や同乗者が事故で死傷した場合に、保険金を受け取れます。人身傷害保険は被保険者を基準に考えますが、搭乗者傷害保険は契約車両を基準に考えるので、契約車両以外での自動車事故では使えません

また、搭乗者傷害保険で支払われる保険金は定額。ケガの場合は部位や症状、入院通院日数に応じて、後遺障害の場合は障害等級に応じてあらかじめ契約で定められた保険金が支払われます。人身傷害保険で支払われる保険金は実際の損害額です。

保険金の違いによるメリット・デメリット

保険金の違いは双方にメリット・デメリットがあります。

搭乗者傷害保険はあらかじめ決められている金額なので、事故後スムーズに受け取れ当座の費用に充てられることがメリットです。一方で、人身傷害保険で支払われる保険金は実際の損害額をカバーできる補償がメリットになります。

一方、デメリットはというと、搭乗者傷害保険は実損をカバーしきれない可能性があるということ。人身傷害保険は示談成立前に保険金が受け取れるとはいえ、治療費など損害額が確定するまで受け取れないのがデメリットです。

支払われる保険金の違いを見ると、それぞれのデメリットを補い合っていると言えます。

人身傷害保険をベースに考える

人身傷害保険と搭乗者傷害保険は、補償内容は損保各社似たりよったりです。でも、取り扱い方は異なります。

例えば、アクサダイレクトは人身傷害補償特約と搭乗者傷害保険のどちらか一方、もしくは両方を選ぶことができます。でも、ソニー損保は人身傷害保険に加入していないと搭乗者傷害特約を付帯することはできません。

どちらが良いのかというと、実際の損害額をカバーできる人身傷害保険をベースに考えたほうが良いでしょう。

事故の相手方の自動車保険で補償されるとしても、過失割合に応じて自己負担しなければいけません。もし、損害額が100万円で過失割合が50対50であれば、50万円は自己負担に。億を超える高額な損害額が認定された判例があるので、過失割合が少なかったとしても高額な自己負担が発生する可能性はあります。

万が一の場合を考えると、人身傷害保険のほうが安心です。さらに、補償を充実させたいというのであれば、搭乗者傷害保険にも加入するというので良いと思います。

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