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保険料に大きく影響するノンフリート等級別料率制度とは

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ノンフリート等級別料率制度はリスク細分型保険の記事で紹介した「保険料に差がつく9つのリスク要因」のうちの運転歴を保険料に反映する制度になります。

等級によって保険料は数倍の差が生じるので、ノンフリート等級制度はきちんと理解しておきましょう。

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ノンフリート等級とは

ノンフリート等級は、損害保険料算出機構の資料では下記のように解説されています。

ノンフリート等級制度は契約者の事故に応じてリスクを1~20等級に区分し、等級毎に保険料の割引または割増を行う制度です。

参考純率改定(ノンフリート等級別料率制度改定)のご案内(損害保険料算出機構)

1年間自動車保険を使わなければ1等級が上がり、事故を起こして自動車保険を使うと原則として3等級下がります。

ノンフリート等級ごとに割引率・割増率が設定されているため、等級の違いによって保険料に差が出てきます。

ノンフリート等級制度における事故の取り扱い

事故によって自動車保険を使うと、ノンフリート等級は下がります。

対人賠償や対物賠償、車両保険など基本的には3等級ダウンとなりますが、事故の種類によって1等級ダウンや等級が下がらない(ノーカウント)場合もあります

1等級ダウン事故

以下の原因で車両保険を使う事故の場合は1等級ダウンとなります。

  1. 火災または爆発(飛来中もしくは落下中の物以外の他物との衝突、もしくは接触または転覆もしくは墜落によって生じた火災または爆発を除きます。)
  2. 盗難
  3. 騒じょうまたは労働争議に伴う暴力行為または破壊行為
  4. 台風、竜巻、洪水または高潮
  5. 落書またはいたずら
  6. 飛来物(飛び石等)または落下物(落石、ひょう等)との衝突
  7. その他偶然な事故(他物との衝突・接触またはご契約のお車の転覆・墜落によるものを除きます。)
ノーカウント事故

例えば、以下の保険を使う事故の場合はノーカウント、等級据え置きとなります。

  • 対人賠償保険の臨時費用保険金のみの事故
  • 人身傷害保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 無保険車傷害保険
  • 弁護士費用等補償特約
  • ファミリーバイク特約

1等級ダウン事故、ノーカウント事故に含まれないものが3等級ダウン事故です。

ノーカウント事故として扱う保険・特約は損保各社で異なります。個人賠償責任特約を含んでいたり、盗難時対策費用特約を含んでいたり。

ノーカウント事故は保険を使っても等級が下がらず、次年度以降の保険料に影響しません。必要な時に使うためにも、何がノーカウント事故になるのかをチェックしておきましょう。

自動車保険に新規加入した場合のノンフリート等級

自動車保険に新規加入した場合のノンフリート等級は6sです。

新規加入時は年齢条件によって割増・割引率が大きく異なります。年齢条件を設定しないと、2等級と同等の28%割増。26歳以上補償では9%割引となっている損保会社が多いです。

同じ新規の自動車保険加入でも、2台目以降の車で新規加入する場合は変わってきます。

複数台所有し、すでに1台目は任意保険に加入していて、2台目を新たに新規加入する場合は、7s等級からスタートすることになります。

はじめて加入する6s等級と同じで、年齢条件によって割増引率が変わります。ただ、6s等級よりも条件は良く、年齢条件なしの場合は11%割増ですが、21歳以上補償で11%割引、26歳以上補償で40%割引というケースが多いです。

継続契約時のノンフリート等級制度

もともとの制度ではノンフリート等級に応じて一律で割増引率が決められていました。でも、前年度の事故の有無によってリスクが違うのに、同額の保険料を負担するのは不公平であるという問題がありました。

そこで2013年に制度が改定され、ノンフリート等級に加えて事故の有無でも保険料の割引・割増率が異なるノンフリート等級別料率制度になりました。

事故有係数適用期間

「事故有」の割引・割増率が適用される期間を事故有係数適用期間といいます。

前年度に事故を起こした場合、次年度の保険料だけが事故有の割高になるわけではありません。割高な保険料が一定期間続きます

その期間ですが、3等級ダウン事故1件につき3年、1等級ダウン事故1件につき1年。複数の事故を起こしてしまうと、6年を上限に加算して計算されます。

例えば、昨年3等級ダウン事故が発生すると事故有係数適用期間が3年。今年、来年、再来年と3年間は事故有の保険料割引増率です。その間に新たに事故を起こさなければ、3年後に無事故の割引増率が保険料に適用されます。

継続契約の場合の等級別割増引率

以下の表は損害保険料算出機構が公開している継続契約時の等級別割増引率です。

あいおいニッセイ同和損保やアクサ損害保険、損保ジャパン日本興亜、そんぽ24が同じ割増引率のテーブルでした。SBI損保は20等級・無事故の場合の割引率が64%など下の表と若干違います。

等級 無事故 事故有
1等級 64%割増
2等級 28%割増
3等級 12%割増
4等級 2%割引
5等級 13%割引
6等級 19%割引
7等級 30%割引 20%割引
8等級 40%割引 21%割引
9等級 43%割引 22%割引
10等級 45%割引 23%割引
11等級 47%割引 25%割引
12等級 48%割引 27%割引
13等級 49%割引 29%割引
14等級 50%割引 31%割引
15等級 51%割引 33%割引
16等級 52%割引 36%割引
17等級 53%割引 38%割引
18等級 54%割引 40%割引
19等級 55%割引 42%割引
20等級 63%割引 44%割引

自動車保険の使い時は慎重に考えなければいけない

3等級ダウン事故を起こしてしまうと、等級が3つ下がり、無事故→事故有の割増引率テーブルになります。

等級によっては無事故と事故有で割引率に20%程度の差が生じるので、保険料への影響は大きいです。

無事故運転を続けることがまず大切ですが、それ以外にも事故を起こした場合に自動車保険を使うかどうかという判断も重要になります。

万が一のときに加入するのが保険だと思いますが、本当に万が一なのかを考えなければいけないのは大変……。でも、向こう3年の保険料が数万円単位で変わってしまうことを考えると、自動車保険の使い時は慎重に考えなければいけません。

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